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食べると苦い!

生体担当の佐藤です。
今日はゼニタナゴについて紹介したいと思います。



ゼニタナゴ
Acheilognathus typus

タナゴの中でも、秋に産卵する種の代表ともいえるのがゼニタナゴです。体高のある独特の体型、ヤスリメと呼ばれる細かい鱗の並びが特長的で、関東~秋田県に生息する日本固有種です。近年では開発や外来魚の影響により絶滅が心配される種でもあります。
ゼニタナゴはタナゴの中でも美しく、婚姻色でたオスは、鰓付近が赤く染まり、大きな背ビレと尻ビレは白とも青ともいえない発色を見せてくれます。飼育、産卵がなかなか難しい種です。飼育は臆病で神経質な面があり、植物質のエサをバランス良く与えないと痩せてきてしまいます。また他のタナゴと同様に2枚貝に産卵しますが秋に産卵、翌年の春に仔魚が浮上といサイクルが厄介で、半年近く産卵母貝を維持できる環境を用意しなければなりません。


ここで良く知られるタナゴの簡単な繁殖方法も紹介します。





プラケースなどに目の細かい底砂などに入れ、そこにマツカサ貝などの2枚貝を入れておく方法です。2枚貝の移動力は思った以上にあり、大きな石でも動かすほどの力があります。レイアウトをしている場合は必ずケースなどに入れ、タナゴのサイズや2枚貝の数に合わせて浅いものや、底面積の広いものなどを選ぶと良いでしょう。

プラケースをそのまま水槽に沈めればセット完了です。今回はせっかくなのでゼニタナゴの水槽に入れてみました。2枚貝の開口部を上向きにした方が良いです。産卵が確認できたら2枚貝を別の水槽に移し、仔魚が浮上するまで待ちます。

実はこの仔魚が浮上するまでの期間、2枚貝を死なせてはいけません。ここがタナゴの繁殖の一番の難問といえるでしょう。2枚貝は水質の悪化や高水温に弱いだけでなく、エサの確保が非常に難しいです。お客様からの問い合わせが非常に多いのですが、現在では確実なエサというものを紹介できません。2枚貝のエサについては随時実験を行なっているので良い結果が出たら報告させていただきます。ちなみにチャームでは屋外ストックしています。

無事に仔魚が浮上すれば後は人口飼料で問題無く育成可能です。
是非ともチャレンジしてみてください!


タナゴは草食性が強いものが多く水草はかじられてしまうことが多いです。かじられるのを覚悟で水草を植え、ADAの山谷石などを使って渓流のようなレイアウトも良いでしょう。
ルドウィジア・オバリス(ミズユキノシタ)は日本の水草の中でも赤くて美しいです。
水草を使った日本淡水魚のレイアウトも是非チャレンジしてみてください!

ゼニタナゴをはじめとしてタナゴの多くは2枚貝が生息できる良好な自然環境が残っている必要があります。婚姻期は特に美しいタナゴの仲間を通して、日本の自然の美しさを知ることができるのと思います。

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