テカテカ

こんちわッす!昆虫担当の佐藤です。

本当に暑い日が続いていますが、暑さ対策は大丈夫でしょうか?採集に行く人に聞くと、今年は国内のカブクワの発生も早いそうです。小学校ではプール開きも行われ、夏休みが近い子供達はお父さんに頼んで、早い時期に採集に連れて行ってもらわないと、夏の終わりには採りづらくなってしまいますよ。

さて、今日はアフリカの黒いダイヤ、タランドスオオツヤクワガタを紹介します。ツヤクワガタという名前が付いていますが、東南アジアのツヤクワガタとは形態が大きく異なるだけでなく、その生態も全く異なります。漆塗りにたとえられる輝くツヤ、湾曲した力強い大アゴ...。この魅力にとりこになる方も多く、ブリード技術もほぼ確立されました。威嚇時に体をバイブレーションさせる面白い行動も見せてくれます。
アフリカの中部〜西部に生息し、大アゴがやや細くなるレギウスがカメルーンの西部から知られています。このレギウスとタランドスの関係ははっきりした境界線が引かれておらず、亜種として扱われる場合もあれば、形態が異なる地域変異の1タイプだと言われる場合もあります。レギウスからはきちんとレギウスが生まれてくることから亜種ぐらいの差は...とも思います。どちらにせよ分類で両種の魅力が変わるわけではなく、見た目の好みが一番大事ではないかと思います。

飼育は簡単。
成虫の飼育は容易で、新成虫からの飼育であれば1年程度生きる長寿な種です。ただ非常に大食漢なのでエサは切らさないように注意してください。大アゴの挟む力が強く、ヒラタ系と同様に手に傷を負うことがないように注意して下さい。

神秘的な卵。
タランドスは羽化してから成熟まで半年程度の期間を要します。十分に成熟して交尾をしたら産卵です。タランドスの産卵になくてはならないのがカワラ材とカワラの菌床です。タランドスは基本的に材産みでマットに産卵することはありません。やや固めのカワラ材やカワラの菌床を産卵セットに入れてあげる必要があります。メスが産む緑色の卵は神秘的です。

爆産は難しい?
タランドスがブリードが難しいとされる要因は爆産が難しいところです。特にワイルド個体はなかなか数を生まないことが多いです。産卵数を上げるにはまず、カワラ材、カワラ菌床などの産卵床を多めに用意してあげてメスに気に入ったものを選ばさせること。カワラ材やカワラ菌床にあらかじめ穴を開けてメスが潜りやすくしてあげること。最後にカワラ材やカワラ菌床をまめに交換することです。産卵が始まったメスは材に潜って産卵しますが、そのまま出てこないでただ潜っているだけの状態になることがあります。そこで材をまめに交換してあげて継続的に産卵をさせてあげるのがポイントになります。

最後までカワラ。
産卵した卵が孵化し幼虫が得られたら、カワラの菌糸ビンに投入します。カワラの菌糸ビンは菌の勢いが強く扱いがやや難しいところがあります。特に幼虫投入時に削った表面の皮膜が、すぐに再生して菌糸ビン内部が酸欠に陥りやすいところがネックになります。酸欠にならないようにふたを少し開けたり、菌糸ビンの菌床部分に穴を開けてあげてください。カワラの菌糸ビンは劣化も早いので交換も重要です。

狙え大型個体。
ブリードで90mmを出すのはまだまだ難しく、80mm台にのせられれば十分大型といえるでしょう。ワイルド個体の90mmオーバーとなると非常に価値の高い物になります。ポイントは低温飼育と早めのビン交換です。タランドスの幼虫は非常に大食漢です。3令以降は大きめのビンで飼育し、蛹化するまえには温度を上げて縮みを減らしてあげてください。




夏休みにカブクワを採りにいけなかったときは、チャームのページに来て見てください。お父さんにかっこいいカブクワをお願いをしましょう!

チャームむし?

こんちわッす!昆虫担当の佐藤です。

今日は最近追加された昆虫の中からこれはというものを紹介します。一般種から、変わったもの、あまり人気のない種類まで広く扱っていけるようにがんばっていきます。




レギウスオオツヤクワガタ “カメルーン産”(WD)
Mesotopus tarandus regius

なんとレギウスのワイルドが来てしまいました。アフリカ、南米のワイルドものはとれる便も少なく、流通も僅かです。値段がどうしても高くなってしまうのも辛いところです。



ポリトゥスノコギリクワガタ “インド マニプール産”(WD)
Prosopocoilus politus

国産のノコギリクワガタのメスと疑われそうですが、インドの珍品とも呼ばれるノコギリクワガタです。メスの同定がいままでつかず、初輸入となりました。マニアの方に楽しんでもらうような種ですが、こいつの魅力は、標本の数が少ない、標本では60mmの大型個体が見られている、ブリードは未知数、の3点です。挑戦したくなるでしょう?



アトラスオオカブト “マレーシア ケランタン産”(WD)
Chalcosoma atlas
超一般種のアトラスですが、マレーシアからの入荷は初めてではないでしょうか?全体的に華奢で、繊細な感じではありますが、スマトラ産のものとは雰囲気が大きく異なります。一般種ゆえに注目も浴びませんが、ちょっと面白い一品です。残念なことにB品のみです。



ヨーロッパミヤマクワガタ “南フランス産”
Lucanus cervus cervus
ヨーロッパミヤマの幼虫が入荷、3令ペアでのリリースですよ!この画像の85mmの個体はXL―POTのカワラタケで作出した個体です。最後の羽化のときだけは発酵マットを使いました。ミヤマというと発酵マットが使われますが、ヨーロッパミヤマはカワラの菌糸ビンでもいけます。コストはかかりますが、大型個体を簡単に作ることができますよ。温度やビンのサイズを調節して突き詰めれば90mmにのせるのは不可能ではないはずです。



ディディエールシカクワガタ “マレーシア キャメロンハイランド産”
Rhaetulus didieri
シカクワガタの中でも大アゴの湾曲、サイズ、美しさでバランスが取れています。シカクワガタは産卵数が少なく、ブリードはなかなか難しい部類になりますが、大事に育てて大型個体を作りたいところです。フタマタクワガタと同様に攻撃的で俊敏な動きに魅了されてしまいます。


ところでサービス品に気が付かれたでしょうか?昆虫もサービス品を用意いたしました。昆虫生体購入時限定で、ゼリーやプラケースを始め、菌糸ビンまでラインナップされています。菌糸ビンはこれを機会にちょっと試してみたり、急遽昆虫が増えてしまったときにゼリーやプラケース、プリンカップなどは重宝するはずです!

なかでもオススメは“邑楽むし”。チャームの物流倉庫の周辺で捕獲されたやつらです。一般種ばかりですが子供へのちょっとしたサービスにと思ってご用意しました!ネーミングもなかなかだと思っています。

一応インドネシア便の入荷が予定されていますので、お楽しみにお待ちください!

産卵セット?

こんちわッす!昆虫担当の佐藤です。

初夏の暑さで、温度調整が必要な日もでてきました。これからの季節は暑さ対策が必要になってきますよ。

今日は採卵飼育セットを紹介します!
昆虫の飼育の醍醐味はなんといってもブリード!猫や犬のように何年も生きているわけではなく、昆虫の多くの種が発生期の僅かな期間だけ成虫をみることができます。長寿で冬眠が可能なオオクワの仲間を除けば、多くのカブト・クワガタの寿命は3ヶ月〜1年となります。昆虫にとって成虫の期間は子孫を残すための最終形態。幼虫の期間の方が長いのが一般的で、成長が可能なのもこの時期だけ。成虫は最後の役割のために消耗していくだけの形態ともいえます。そんな成虫は昆虫の形態の中でも最も美しく、はかないものです。これを残しておく方法のひとつとして標本がありますが、もう一つ大事なのがブリードです。


昆虫のブリードは適切な環境さえ用意できれば、ほとんどの種で難しいものではありません。大事なのは何に産卵するのかということと、温度、湿度で決まってくると思います。そこでまずは簡単にブリードが楽しめるように採卵セットを用意しました。

チャームのオリジナルセット

オオクワ産卵飼育セット
国産オオクワガタ、ホーペイなどの採卵に適したセットです。初心者の方は、メスの材の好みや朽ち方などを考えると、産卵木は複数本用意してあげる方が無難だと思います。オオクワ系はカワラ植菌材を使えば爆産もありえます。メスはしっかりタンパク質豊富なエサを与えるとより産卵数が増えます。残酷ですがカブトムシの蛹を食べさせるのも良く知られた爆産の方法です。


ヒラタ、ノコギリ産卵飼育セット
多くのクワガタに使えるセットです。当店でもパラワンオオヒラタやギラファ等のブリードにほぼ同じセットを使用しています。底のマットを5cm程硬く詰めるのがポイントです。プラケースにヒビが入るなんてことは、よくあることなので気にせずに硬く詰めてください。ただしその上に被せるマットは詰めすぎに注意してください。上まで硬く詰めるやり方だとメスの体力消耗が大きいので、短命なワイルドのノコギリ、ミヤマ系では大きな負担になりかねないです。材にあまり産まないタイプ(ノコギリ、ミヤマ)なら産卵木は足場程度に1本でも構いません。


カブトムシ産卵飼育セット
カブトムシは比較的産卵させるのが容易ですが、マットの質が重要です。XLマットならほとんどの種で簡単に産卵が可能で、当店でもレイディのブリードなどにほぼ同じセットを使っています。サイズ的に国産カブト・中型カブト用として考えていますが、ヘラクレス級のサイズでも問題はないです。ただ大型種であまりに狭いケースだと、メスが産卵場所を探しているときに、すでに産んだ卵をつぶしてしまったりします。まめに採卵してあげるか、もっと大きなケースを使用するほうがいいかもしれません。


他にも成虫の管理が容易なセットや初心者の方でも楽しめるセットも用意していますので、目的にあったものを選んでいただけたらと思います。

気づいた方もいるかもしれませんが、インド便、マレーシア便が少し来ていました。現在当店でブリードしているものは、まだまだ先ですがリリースを楽しみにしていただけたら思います。ワイルドのレギウスも少量だけ来ているので興味のある方は是非!

浮気ではなく本気!

こんちわッす!昆虫担当の佐藤です。

シーズンになり新着がドンドンとアップされています。その中でも今回紹介するのはフタマタクワガタの仲間。東南アジアに生息するクワガタで、ノコギリクワガタやシカクワガタに近い種と言われています。特徴的なのはまさしく“フタマタ”になる大アゴと発達した頭盾。マンディブラリスやリノケロスといった大型種が知られ、オスは非常に攻撃的で、でかい図体に似合わない俊敏な動きを見せてくれます。学名の“hexarthrius”は6節からなる触覚を示しています。


成虫はノコギリクワガタと同じ
成虫の飼育は大型のノコギリクワガタと同様に、転倒防止の材が必要です。また大アゴの形状からワイドなカップのエサを用意してあげる必要があります。そしてオスとメスは必ず分けて飼育してください。

産卵するかは♀次第。
フタマタクワガタの仲間はオオクワガタなどと同様に産卵木に産卵する材産みです。柔らかい材が適しているようですが、厄介なのは産卵するかしないかの差が激しいことです。産んでくれる場合は多産のことが多いのですが、まったく産まないこともあります。ワイルド個体では♀の状態次第ということでしょうか。

大型個体は難しくないけど。
フタマタクワガタの仲間は大型個体を作りやすいのも魅力の一つです。幼虫は菌糸ビン、マットのどちらでも育成可能で、特に菌糸ビンを使用し低温飼育することで大型個体も作出可能です。とはいっても野外もののギネスにはおよびませんが。そしてブリードで厄介なのが性比に偏りが出ることがあります。魚の場合は水質などの外的要因も考えられますが、フタマタクワガタの場合ははっきりとは原因がわかっていません。

大アゴのバリエーション
リノケロスフタマタはバロンとガルーダと呼ばれる2種類の大アゴの形態を持ちます。丸く湾曲するバロンが最も一般的で、直線的に大アゴが伸びるガルーダタイプは非常に希少性の高いものです。マンディブラリスにも大アゴが細いものと太いものが見られます。次に話しますが中にはレアな個体も見られます。

同定。
フタマタクワガタのブリードでネックになるのが♀の同定。というのも♀は非常に区別が付きづらくプロでも判別は困難を極めます。しかも同所的に生息が見られるセアカフタマタとマンディブラリスは交雑が可能で、天然個体の中でも交雑してしまったレアな個体が見られます。大アゴの形状のバリエーションも交雑による中間型との説もあります。

チャームのフタマタ





マンディブラリスフタマタクワガタ “スマトラ産”
Hexarthrius mandibularis sumatranus

フタマタクワガタの中でも最強、最大の種です。ギラファに並ぶ体長は世界最大のクワガタといえるでしょう。スマトラ産のものは体の幅もあり大型になると言われます。






リノケロスフタマタクワガタ “スマトラ産”
Hexarthrius rhinoceros rhinoceros
マンディブラリスに次ぐ大きな体長を持ちます。リノケロスはサイという意味で、ジャワ産の基亜種は大アゴが大きく湾曲し、スマトラ産では弧を描くように緩やかに湾曲します。






ブケットフタマタクワガタ “ジャワ産”
Hexarthrius buqueti
次に紹介するセアカフタマタクワガタに良く似た種ですが、上翅の明色部分がない漆黒の体を持ちます。やや地味な印象からメジャー種には届きませんが、安価で魅力的な種です。






セアカフタマタクワガタ “スマトラ産”
Hexarthrius parryi paradoxus
フタマタクワガタの中でも上翅に明色が入る美しい種です。安価で飼育も容易なことからフタマタ系の入門種として人気の種です。大きく湾曲した大アゴも含め迫力も十分です。



出荷量も増え、新着のUPも忙しくなって来ましたが、まだまだ新着は来ています。以前言っていたパプアキンイロの仲間も来ていますよ!人気の国産オオクワがタもさらに数産地来たのでチェックしてみてください。幼虫ではありますがまだまだ違う産地も来ています。

こんちわッす!昆虫担当の佐藤です。

暑くなり、いよいよカブト・クワガタのシーズンに入ってきました。特にこれからの時期は日本のカブト・クワガタも活動期に入り、採集も楽しめるようになってきます。今日紹介するのはそんな日本のクワガタです。日本産のものは私達にとって身近なだけでなく、季節のサイクルを合わせる必要が無く、冬を幼虫もしくは成虫で容易に越せるものが多いです。日本の種はどうしても外国産に比べ小型で、希少性に欠けるイメージがありますが、決して外国産の種に見劣りするものばかりではありません。日本産の種が持つ気品を感じ取れればと思います。


意外に多い。
日本に生息するクワガタは13属で、40種近くが知られています。もともと昆虫に関して意識の高い国民性と、クワガタの人気の高さからかなり細かな亜種にまで分けられています。特に離島産のものは島ごとに細かく分類され、温暖な気候もあって種類数も多いです。本土では平地、低山地に住む種が身近な種として知られ、コクワガタ、ノコギリ、ミヤマ、ヒラタなどが良く知られます。

やっぱり人気の大型種。
子供のころ捕まえた虫の大きさを競ったことがある方は多いのではないでしょうか?日本のクワガタの中でも大型になる種は、オオクワガタ、ヒラタクワガタ、ノコギリクワガタ、ミヤマクワガタです。どの種も70mmを超える存在感に溢れた種です。野外でこのサイズを採集するのは非常に難しいことですが、オオクワガタ、ヒラタクワガタはブリードで大型個体が作出できます。またこれらの大型種は造形もすばらしく、外国産種に全然負けていません。ノコギリクワガタの大アゴの湾曲や、ミヤマクワガタ頭部、大アゴの形状は誰しもが魅了される格好よさを持っています。

希少な山地性の種。
日本の山地は貴重な種が多いです。冷涼な山地に住む種は大型種が少ないのですがその中でも大型になるのがヒメオオクワガタです。アカアシクワガタと共に日本固有種とされています。他にも金属光沢を持つルリクワガタの仲間や、1cmに満たないマダラクワガタなどはなかなか目にする機会も少ない種です。

種類が豊富な離島。
日本の離島はその島ごとに独自の生態系や、進化の過程を持つものが多く、本土ではお目にかかれないものも多く知られます。沖縄などに生息するマルバネクワガタは本土には生息しない、東南アジアのツヤクワガタに近い仲間です。リュウキュウノコギリやリュウキュウコクワガタの仲間も本土では見られず、各離島にそれぞれの亜種が知られます。他にもミクラミヤマ、アマミシカクワガタなどの希少な種や、本土のコクワガタやネブトクワガタの亜種も見られます。ただしオオクワガタは離島には生息していません。

飼育って...。
日本産の種は本土のものは幼虫、もしくは成虫で冬の寒さにたえ、四季に合わせたライフサイクルで飼育可能です。夏場の暑さに気をつければ容易に飼育できるのも魅力です。しかしノコギリクワガタやミヤマクワガタは発生期が短く、短命でブリードも初心者の方には難しいです。またこの2種はブリードで大型個体を出すのが難しいです。ヒメオオクワガタのようにブリードの成功例がほとんど聞かれない種も少なくありません。日本の豊かでバラエティのある自然がクワガタの複雑な生態を育んでいるともいえるでしょう。

チャームの日本産



国産オオクワガタ 各産地
Dorcus hopei binodulosus

国産オオクワがタ各産地入荷しました。有名産地から、ちょっと変わった産地までたくさん来ているのでコレクションしてみてはいかがでしょうか?今年の春の新成虫ですので、ブリードには秋か、来年の春に使ってください。






スジブトヒラタクワガタ “鹿児島県奄美大島産”
Dorcus metacostatus

日本産のヒラタクワガタの中でも最も個性的なのはこいつでしょう。背中の明瞭な筋は他のヒラタクワガタには無い特徴です。大アゴも先端の湾曲している部分は、ダイオウヒラタのように見えます。大型個体はなかなか難しいといわれますが60mm台なら菌糸ビンでいけますよ。






アマミノコギリクワガタ “鹿児島県奄美大島産”
Prosopocoilus dissimilis dissimilis
離島産のリュウキュウノコギリのなかで最も大きくなる種です。大アゴの形状は本土のノコギリに似ていますが、存在感、太さは比べ物にならないほどあります。ノコギリクワガタは赤い個体が多い中、本種は黒いタイプがほとんどで、赤い体色のものは非常に少なく、赤くても大アゴの基部のみ赤いといった程度です。






オキノエラブコギリクワガタ “鹿児島県沖永良部島産”
Prosopocoilus dissimilis okinoerabuensis
沖永良部島に生息するリュウキュウノコギリの亜種です。サイズはやや小型のノコギリクワガタですが、鮮やかな体色が本当に美しい種です。体色の美しさではトカラノコギリに次ぐ美麗種でしょう。他にも離島産のリュウキュウノコギリの亜種はトクノシマノコギリ、オキノエラブノコギリ、オキナワノコギリ、クメジマノコギリが知られています。



オオクワガタ、ホーペイが各産地来ています。チェックしてみてください。日本産のものは幼虫が新着で来ていますのでアップをお楽しみに!本土産のものではないですよ。他にも新着が多数きていますので随時アップしていきます。
チャームの外で採種されたコクワガタをアップしてみました。サービスでも良かったのですが、逆にもらっても嬉しくない方もいるだろうということで100円で販売してみました。1ペアのみです。超一般種であり、日本を代表する種ですのでチェックしてみてください。

黒虫

こんちわッす!昆虫担当の佐藤です。

今日はスタッフが捕獲した面白いものを紹介します。

オオゾウムシ
(Sipalinus gigas)

日本でも大型のゾウムシです。象の鼻の様な口吻が面白く、夏にカブトムシと一緒に樹液で見たことであるのではないでしょうか。この面白い顔は何かのキャラクターにできそうなほど個性的だと思います。長生きすること、非常に固い体をしていること、おっとりした性格など、攻撃的な要素のないところは癒し系とも言えるのではないでしょうか?

そんなわけで非常に長寿なオオクワガタを紹介します。とは言えど有名すぎて特に紹介すべきところも少ない種になってしまいます。外国産カブト・クワガタが輸入されるきっかけを作ったのは紛れもなく、オオクワガタの人気によるものです。彼らがカブト・クワガタの飼育を身近にしてくれたのは言うまでもなく、クワガタの飼育の基本を学ぶにはうってつけでしょう。



飼育の基本を学べる最高の素材。
世界で最も飼育されているといわれているオオクワガタは、クワガタの飼育のイロハを全て学ぶことができます。飼育は非常に容易。ヒラタ系ほど気は荒くなく、カブトムシ程大食漢ではないので、省スペースでも問題ありません。寒さに強いため特に温室などは必要ありませんが夏の暑さにだけ注意が必要です。

産卵木を学ぶ。
オオクワガタ系は材産みが基本です。自然界では立ち枯れした広葉樹に産卵します。それを人工的に用意してあげるのが産卵木で、キノコの栽培に使うクヌギやコナラのホダ木が利用されます。この産卵木を半日ほど水につけ、陰干しをして産卵ケースに入れてあげればOKです。メスが産卵がした材がボロボロになったら新たに産卵木を入れてあげてください。産卵された材は2週間程経ったら割り出してください。

菌糸ビンを学ぶ。
産卵木から割り出した幼虫は大型個体を狙うなら初令から菌糸ビンに投入して下さい。菌糸ビンでの飼育は温度管理が重要で高温になりすぎたり、中のオガが劣化しないようにしてください。オガが劣化すると羽化不全になりやすいです。

大型個体を狙う。
大型個体を狙うのであれば厳密な温度管理が重要です。幼虫時の累積温度が羽化までの日数に影響します。低温で管理することで幼虫期間を延ばし、2年で成虫にする2年1化の方が大型個体になりやすいと言われています。しかし1年で成虫にする1年1化でも大型個体の作出は珍しくなく、結局のところはどちらも一長一短ではないでしょうか。大型個体を狙うと必ず突き当たるのが羽化不全。80mmオーバーの個体は幼虫の育成だけでなく、いかにうまく羽化させられるかが非常に大事です。

ブリードの極み。
ブリードの盛んなオオクワガタは産地、体型、サイズにこだわったブリード物が多く存在します。菌糸ビンのオガの種類や配合、添加剤を工夫し、良形の個体を作出するのがブリードの楽しみといえるでしょう。またその中でも特異なのがホワイトアイと呼ばれる血統で、名前の通り白い目をもちます。ブリードによってあっと驚く変異個体が出てくることもあるかもしれません...

チャームのオオクワ





国産オオクワガタ “兵庫県阿古谷産”
Dorcus hopei binodulosus
日本人であれば知らない人はいないでしょう。様々な産地が知られていますが、その中でも阿古谷産のものは大アゴの太さが特長的です。良形にこだわる方に人気の産地です。






中国ホーペイ “福建省武平産”
Dorcus hopei hopei
中国に広く分布するオオクワガタです。日本のオオクワガタとも良く似ていますが、アジアに生息するオオクワガタは分類が混沌としているグループでもあります。現在では学名の変更も落ち着き、このホーペイが日本のオオクワガタの基亜種とされました。






アンタエウスオオクワガタ “ベトナム産”幼虫
Dorcus antaeus

アンタエウスは90mmを狙えるオオクワガタの一つです。とはいえベトナム産はそこまで大きくはならないです。大アゴの内歯の形状が先端に向かないのが特長です。


ホーペイがいくつか来ているのでチェックしてみてください。あの菌糸ビン、大夢も入荷しています。是非オオクワガタの大型個体作出に使ってみてください!

色々

こんちわッす!昆虫担当の佐藤です。

今日は美しい色彩が魅力のパプアキンイロクワガタとニジイロクワガタを紹介します。
どちらも独特の体型と美しい体色が魅力的な種で、小型でブリードも楽しめるなかなか楽しめる種です。美しい容姿から女性に人気種で、虫というだけで嫌がる女性でも、こいつらの可愛さと美しさを見れば虜になるはずです。ご家族の反対でカブト・クワガタを飼えない方も、こいつらなら許してもらえるかもしれませんよ。


飼育は簡単。
成虫の飼育は容易で、小型種故にスペースもとりません。オスは大アゴの挟む力が弱いため多頭飼育やオスとメスの同居も可能です。昆虫ゼリーもなかなか食べきらないぐらいなので経済的な種ともいえ、日本の住宅事情にはぴったりかもしれません。

ブリードも簡単。
柔らかめの産卵木があれば産卵は容易です。産卵木に穿孔して産卵しますがマットにも産卵します。特別なことをしなくても生んでくれることが多いので、初めてブリードに挑戦するという場合でもそれほど苦労せずに産卵に至るはずです。幼虫は菌糸ビン、マットのどちらでも可能です。ニジイロクワガタは菌糸ビンで育てると大きな個体が出ます。

早い成長サイクル。
パプアキンイロクワガタは幼虫期間が半年程度ですぐに成虫となります。成虫は1ヶ月程度で成熟して産卵させることができます。寿命は短いですが、サイクルが早く、上手な方は増えすぎて困るなんてことも。ニジイロクワガタは幼虫期間がパプアキンイロクワガタに比べ僅かに長いですが、成虫期間が非常に長く、美しい色彩を長く味わえます。

色彩変異も色々。
パプアキンイロクワガタ、ニジイロクワガタは色彩変異が多いのも特徴です。特にパプキンは赤、緑、青、パープル等、微妙な違いも入れるとかなりの色彩変異が見られます。特に青やパープルは人気で、成長サイクルも早いこともあり、ブリードで固定が進んでいます。ニジイロクワガタはパプキン程の色彩変異はありませんが、青や赤系の他にブラック系も存在しています。

日本では。
パプアキンイロクワガタは野外での生態から植物を齧って汁を吸うことが知られています。輸入可能な種ではありますが、日本に帰化した場合農作物などに影響を与える害虫となりかねない危険性を持っています。動植物の持ち出しを禁止しているオーストラリアが原産のニジイロクワガタは、日本でブリードされたものがほとんどです。どちらの種も日本国内で大事に累代し外に絶対に逃がさないことが重要です。可愛い虫ですので大切に飼育していただきたいです。

チャームの色虫





パプアキンイロクワガタ
Lamprima adolphinae
チャームでもとっても人気で、先日少し多めに入荷し、ストックも増やしました。キンイロクワガタの仲間は他にも数種知られていますので、入荷してみたいと思います。






ニジイロクワガタ
Phalacrognathus muelleri

画像の個体は小さめの個体なのが残念ですが、大型個体は70mm程になります。チャームでもそのうち大型個体を出して、画像を入れ替えたいと思います。



暑くなってきたからでしょうか?冷やし虫家が好調です。これから夏に向けてさまざまな生体、用品を入荷していきたいと思います。